モデレーター:岡崎乾二郎
日時:2009年5月19日(火)18:00-21:00
会場:Gallary Objective Correlative(四谷アート・ステュディウム)
参加費:無料
定員:60名
鹿島聖子です。
スティーブ・パクストン関連の行事に参加出来たのはこれが唯一でしたので、
せっかくなので少し報告します。
スパイラルでの公演は、チケットがすでになくて見に行かれませんでしたが、
レクチャーでは公演での作品についての話も結構出ていたので、
どんなだったのかなあ、と見られなかった事が残念でした。
パクストンは、想像通り、もの静かで始終落ち着いて淡々と
話をしたり踊ったりする人でした。
名古屋の相馬秀美ちゃんが昨年CI36に参加した時に、
パクストンの講義をビデオに撮って来てくれていたので、
今回の「背骨の動き」や「二重螺旋構造」の話は、
微量の予備知識というよりは、「ちょっとだけ見た」
程度の予習があったのと、三枝はなちゃんのWS報告の
おかげで、面白く聞きいることが出来ました。
最初にコンタクト・インプロを始めた1972年の頃の本人や、
時代と現在が状況が違うのは当然だし、本人の歴史の中で
コンタクト・インプロに対する考えや活動も変化してくのもしかり。
ふーむ、今パクストンは背骨の動きにこだわっていたり、
それを映像の作品にしている、今までコンタクト・インプロを
見た事がなかった人は、もしかしてコンタクト・インプロって
床をゆっくりごろごろ転がる事じゃないか、と思われた人も
いるんじゃないかと思いました。
今回のレクチャーでは、シンポジウムではなくダイアローグ
という事だったので、モデレーターの方が思うところを対話形式で
話していた訳ですが、せっかくいろんな人が会場にいるわけだから、
シンポジウムの方が楽しいだろうなあとは思いました。
コンタクト・インプロにも一応型やスタイルがあり、
始まった頃から現在も引き継がれて各国の人がやり続けています。
そして、同時に時代や場所で発展変化して長く生き続けるものでもあります。
そんな事を再認識して、今後も自分たちの活動、ワークを頑張って
続けていこうと思った次第でした。
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