なんのこっちゃ、と言いますと、
まず、昼時の横浜でのこと。
「ふれあうことから始まるダンスPartⅡ」とうことで、平均年齢65歳の40名余りのグループと一緒に踊る機会を得ました。2年目で2回目。最高齢は82歳。女性軍団。みなさん地域の健康体操などのリーダーとして日々活動的に過ごしている人たち。
そのパワーたるや、体育館の床も抜けそう壁も落ちそうな元気です。 よくお笑いになる。しゃべるしゃべるしゃべる。遠慮?何それ?聞いた事もない。
それでも、「注意深く」と前置きしながら、body roll やサーフィンを紹介したら、大笑いの波間にザブンザブンと飛び込んでいきます。勇猛果敢。
保育園児にも好評なゲームを紹介すると、子どものような表情で必死に取り組むお姉様たち。1動作の度に、大笑い。他人を笑い、自分を笑う。
人と関わる事、触れる事、重さをかける事・受け取る事、、、。それらに対しては、どの年代も素直な驚きが生じ、何割かの人には快として受け入れられる。
結果としての「楽しかったわ〜」は、あまり他のケースと変わらないとしても、 その反応の速度や表出の仕方、送り手へのフィードバックの強さ等に於いて、この日のお姉様たちは、強烈!
なんだろう、この大きさは???
これはこの年代の女性のみが放つエネルギーの高さと熱さとディレクションの鋭さなのか。ほとんどの事象を笑いに置き換えていく力なのか。
私たちが数年したら、持ちえる物だろうか?
今の20代の人たちが40年後にそうなれるだろうか?
笑い過ぎで顔が痛いまま、陽気にこてんぱんにされた気持ちで帰路に。
電車では爆睡。お陰で目覚めはすっきり。これもお姉様たちのお力。
その夜は、大学時代の先輩宅にお邪魔し、久しぶりの再会を楽しく過ごそうパーティーだったのですが、そこでは一転し、中学生と高校生の美少女たち(先輩の娘さん)の歓迎を受けました。バレエに一生懸命な二人の踊る姿をDVDで見たり、リビングでもキッチンでも日常動作が踊っている少女を目の当たりにして、若いエネルギーを間近でふんだんに浴びる事に・・・。柔らかいのです、エネルギーというか、飛んで来るものが。これかあ、これが若さというものか!と。
自分にもこんな季節があったのだろうかと、記憶にないものを脳みその中で捜索する気持ちになります。気づかなかっただけ?むむ?
二つの世代の狭間にあって、私たち中年という中途半端な女は、何が優れているのだろう?どんなエネルギーの質なのだろう?
この歳になって、ようやくかなり削ぎ落としてきたつもり、出来るだけシンプルに核心部分のみ残して、やりたい事を明確にしてきたつもり。そしてまだまだ追求しきれていないことが解ってきたつもり。
まだまだ微動したりノイズが多かったり根っこが揺らいで転けたりする。
が、幸いにして不満足の中に生きていられる。
だから、いつでも学生の時のように「将来の夢」を語れる。「将来」っていつよ?いつからが将来?いつまでも将来。ええ、何歳まで生きなきゃいけないの?
と、このご時世でも考えるだけの厚い面の皮を装着しつつ。おんな、万歳!
追記: 私の先輩方も素晴らしすぎて、ここには書ききれないので次回にします。お嬢様たちの通うバレエ学校の校長先生は、79歳で編みタイツ履いてトリを踊られます。おお。
文責:勝部
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