第3回東京国際ダンスワークショップ ReAction
2009.5/2 - 6/9 森下スタジオ
手代木花野です。
5/2〜6/9森下スタジオで行われている第3回東京国際ダンスワークショップに参加しています。その中でも特にトリシャブラウンカンパニーで長年活躍していたキース・トンプソンとヨーロッパの様々なカンパニーで活躍するイリス・ハイジンガーのコンタクトクラス、インプロのクラスについて書いてみようと思います。
まず、キースのコンタクトのクラス。ちこさん、しょうこさん、ようこさんも受けてましたよね〜。
朝から続く彼のテクニッククラス→レパートリークラス→そして、コンタクトクラスと、一日中やっているクラスの締め括りに用意されているものだったのですごく解放感がありました。
キースもキースで途中から勝手に「これはラボラトリークラスだよ〜」とか言い出すし。いや、でも、そういうだけあってほんとに実験的。そして、パワフル!
私たちが黙々とワークを進めていると、彼が突然やってきてどんどんどんどんリスクを加えて来ます。「えー!!?そんなんやれないよぉ!」っていうものばかりなのに、何でかできちゃったり、そしてそれがおもしろかったり。けっこう激しいリフトなんかもたくさんやって、みんな筋肉痛に悩まされていましたが、キースの豪快で陽気な性格にのまれてかなりポジティブな日々となりました。
そして、イリスのクラス。
彼女はすごく濃やかにクラスを進めてくれるからとってもクリアで分かりやすいのです。ワークの段階を進んで行くに連れてどんどん課題を増やしていくというよりも、どんどんどんどん開放していくような。
なんか小さい子の自転車に乗る練習みたいにいつの間にか手を放していてくれたような感じでした。
コンタクトもインプロも「方向」を指し示していくことと「どこも死なない体」指の先までもが常にアクティブにインプロをしている状態、のことを彼女は何度も言っていました。それらを意識するだけで意思が見えやすくなったり、今やっていることがむやみに途中で切れないなど、自分がコンタクトやインプロで日々難しいなと思っていたことのヒントになりました。
うーん、キースにしてもイリスにしてもなんだか本当にいろいろなことが目から鱗。
と言うわけで、私にとってのこの東京国際ダンスワークショップ、キースからは「リスク」を、イリスからは「ヒント」をもらえたワークショップとなりました
来年もまた会いたい!
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