2012/07/06

7月8日は即興ショーイング@セッションハウス

只今、セッションハウスの企画で、ワークショップをしてます。
5回のワークショップの後、最期の日はショーイング。つまり、
7月8日(日)6:00pm開演
@セッションハウス地下スタジオ 新宿区矢来町158
観覧料 2000円
です。
「からだ大学」という企画に加わっての、 「即興で舞台に生きる」なあんていう偉そうなタイトルで14人程のゼミ生(?)とピアノのRico、鹿島聖子の二人のゲストとともに、最終日に向けて準備中。
http://www.session-house.net/karadadaigaku.html 

とは言え、準備と言う程、大きな事はしていないのです。
即興とは、日々の生活の事。その人の生きざま。
ワークショップショーイングとは、ワークショップの断片を公開する事、とも言えるので、6日目のワークショップを大勢のみなさまに公開する、という気持ちが強いです。
「即興で舞台に生きる」というワークショップはこんな事をしていますよ〜。です。
いかがでしょう。

ご予約、お問合せは、セッションハウスまでお願いします。
mail@session-house.net
tel: 03-3266-0461

出演者もチケットノルマを持っていますので、もし出演する人を直接ご存知の方は、そちらにお問合せでも良いかもしれません。

良い週末を!


2012/03/27

3月27日にもなると季節が徐々に動き出した、というか、いい加減春になれ!が届いたような、ですね。

先ほどラジオで、柔道の山下泰裕さんがお話しておられました。
最後の方の一番大事な部分です。「柔道でも他の武道でも、対戦相手は敵ではないんです。自分を高めてくれる人です。だから礼をするのです。」と。
とりわけ珍しい話ではなくても、世界を制した事のある人が話すと、じっくり聞いてしまいます。聞かされます。頷きます。
で、果たして、コンタクト・インプロビゼーションはどうだろう???敵とか、対戦という言葉や概念がないから、パートナーにはダイレクトにお礼の気持ちを持っている。ひねらなくても、パートナーって有り難い!と思って良い。そもそも勝ち負けとか、スコアとかの問題ではなく深め続けるものであるなら、これほどモーティベーションレベルの高い行為はないだろうし、遊びの範疇だとしても、4つの分類(アゴン、アレア、ミミクリ、イリンクス)からはみ出す勢い。凄いなあ、と改めて思うと同時に、だから応用範囲の広いものであるべきなんだと。
これからの時代、武道とダンスが中学で必修になろうがなるまいが、生活の中に取り入れてみてはいかがでしょう。
と、言いつつ昨夜、クラスの途中で脇腹肉離れの私は、なんにも偉そうな事が言えない・・・


さて、閑話休題。
今週末(木金)にもコンタクト・インプロビゼーションのWS行ないます。
既にご予約頂いた方にも送ってます。ご了承下さい。
まだご予定不明だった方は、是非森下スタジオへ。
3月29日は、季節の変わり目で変調しやすい身体の為の調整のクラス。目指すのは免疫力の高い明るい身体。
後半のCIは、「間」の続編。30日にも続きます。(ここからのご参加も可能です)
4月14日は、「春はインプロ」開幕間近とあって、久しぶり〜とか、いきなりはキツいな、の方にも丁度良いクラス。ケイティやノアムに出会う前にやっておきましょう。【予習と復習】(講師の行なう内容に直接は繋がりません、念のため)

3月29日(木)
・からだのケアと調整【明るいからだを目指して】2:00-3:30pm
・Contact Improvisation
【CIと間−②】4:00-6:00pm
3月30日(金)
・Contact Improvisation【CIと間−③】4:00-6:00pm
4月14日(土)
・Contact Improvisation
【予習と復習】4:00 - 6:00pm

■講師:勝部ちこ、鹿島聖子
■会場:森下スタジオ 都営新宿線/大江戸線「森下駅」下車A6出口徒歩4分 
    江東区森下3−5−6http://www.saison.or.jp/studio/access.html
■参加費:2000円/各クラス
■用意するもの:動き易い服装、膝当て(100円ショップで買えます)
■お問合せ/ご予約:ci@ci-jp.com   090-3910-6716(かつべ)


★そして、4月23日〜25日の集中WS&パフォーマンス「春はインプロ」へのお申し込みは順調です。
ご希望の方々、ご検討中のみなさま、お早めのご決断をお勧めします。→ 
http://www.geocities.jp/sholoverfg/cn9/pg323.html

★先日20日のWSの事を、ブログに書きました。うやむやな文章で。読んでね。→ この下。







2012/03/21

お彼岸なので、「間」

冬と春の「間」、という気持ちもあったのかもしれないし、そろそろタイミングとして「間」についてやりたくなったので、昨日のC.I.co.ワークショップは、「間」についての1回目。
初参加の方々、超!お久しぶりの方々、見るよりやる方が勝ち!と気づいた人、じわじわ近づいてみようか、の人。。。。うまく条件があった人たちが、午後の森下スタジオに集合。


1回目にして、実は最終回にやっても良いような設定に持って行った。空間、時間の間について、ほとんど何やっても構わないくらいの条件設定。にも関わらず、程よい規制がかかり、人間臭いシーンや、ドラマが発生することも。シンプルで物理的な条件のみでも、人はきちんとドラマになる。そんな習性の動物なんだなあ、と。
それがコンタクト・インプロビゼーションなんだろうか、とも思う。


次回、次次回、もう少し微分するような方向に持って行くかもしれないし、より自由に解き放っちゃうかもしれないし、お楽しみにということです。
毎回、技術編も入れ込みます。コンタクト・インプロビゼーションのテクニカルな側面も、練習しましょうね。ボキャブラリーを増やして、共通言語を持つ、という感覚でしょうか。
予定のご案内(4月も1回、追加です!)ご予約、どしどし承り中!


今日3月21日、咲きました!
3月29日(木)
 ・からだのケアと調整
【明るいからだを目指して】2:00-3:30pm
 ・Contact Improvisation
【CIと間−②】4:00-6:00pm
3月30日(金)

 ・Contact Improvisation
【CIと間−③】4:00-6:00pm
4月14日(土)
 Contact Improvisation 【予習と復習】4:00-6:00pm
■講師: 勝部ちこ、鹿島聖子
■会場:森下スタジオ 都営新宿線/大江戸線森下駅下車A6出口徒歩4分 
    江東区森下3−5−6http://www.saison.or.jp/studio/access.html
■参加費:2,000円 / 1クラス
■用意するもの:動き易い服装、膝当て(100円ショップで買えます)

■お問合せ/ご予約:ci@ci-jp.com   090-3910-6716(かつべ)

2012/03/11

「春はインプロ!」チラシ、完成。

身体は家の中にいるのに、心はまだ外を徘徊しているような落ち着かない3.11の夜です。

4月の「春はインプロ!」のチラシが完成して届きました。限定1,000部しか刷らなかった。。。
なんと!両面カラー!豪華秘蔵写真が満載。密度の濃い情報でぎっしりの裏面。鋭いエネルギーが心を震わせる表面の写真構成。
何処をとってもなんと良いセンスでしょう、と酔わずにはおれません。
お手元に欲しい方はご連絡下さい。送ります。

以上、手前味噌も良い所ですが、しょうちゃんのデザインも、ちこちゃんのディレクションもかなり良い線、行ってます。なんと言っても被写体のノアムやケイティが素晴らしい。
是非、会いに来て下さい。4月23日からです。
http://www.geocities.jp/sholoverfg/cn9/pg323.html
をご覧下さい。チラシよりも情報たくさん載ってます。

2012/03/03

春が来た。

と、暦でもなく天気予報でもなく、感じた。今朝、裏庭に降りて。
幾万の水滴を全身に散りばめて、雑草が嬉しそうにしてる。雑草と名前を付けたのは人間。お構いなく、健気な草。これらのお陰で、自分で植えたチューリップと水仙の球根もマイペースで地表に芽を出して順調に空に向っている。
庭では、このところ、いろんな声が聞こえる。幼稚園か小学校低学年のクラスのように幼い声声。草とか、鳥とか土とか。
今日は、さらに初めて聞く鳥の声。機械音のようでも愛嬌がある。あいさつに来たの?
他にも、うぐいす色のつがいの鳥が枝から枝に追いかけ合う。あんたら誰?うぐいす色だから鶯なの?





ここ、多摩に移り住んでもうすぐ4年。この過程があったから、今年の引越計画が持ち上がったのかもしれない。欲が出たんだ。田舎への欲。
つい最近、気づいて納得した。

2012/02/05

お願いにあがりました。

昨日は、森下スタジオにてのワークショップ。2クラス組みました。
ご参加の皆さま、有り難うございました。

まず、初めは「自分の身体は自分で守る」なんて大きな事を掲げたBody見つめるクラス。
このご時世、気をつけるにも程がある。本当に何から何まで気をつけないと生きていけない、途方に暮れます。どんなに頑張っても体内に放射性物質を取り込んでしまう事からは逃れられない。既に低線量被爆している事は、薄々感じられます。特効薬もきっとないのでしょうね。今の所・・・

さて、このような書き方をしていること自体、やられてる、という事。つまり、このままじゃ思うつぼ(誰の?)です。これに打ち勝つ方法は、「ポジティブにいる」が絶対的1位の健康法だと思います。このクラスで少し実験をやってみました。「ポジティブ組」と「ネガティブ組」に別れてそれぞれの範疇の「言葉」を書き出す作業。
結果は、概ね、みなさんのご想像の通り。どっちの組が健康を維持出来るのでしょうか。
「ポジティブな言葉」を日々沢山思い浮かべて、口に出したり唄にしたり(?)それで踊ってみたり(??)する事をお勧めします。そして、全ての事象を「感謝」の気持ちに置き換える事が出来たら最高に大丈夫!ではないかなあ。

と、私たちも最近有る先生の講座で聞いて、絶賛実行中!の「感謝の気持ちは身体を温め免疫力を高める」をご紹介しました。

次のクラスは、初公開、「5歳の頃に戻ってみる」でした。C.I.co.は時々保育園、幼稚園でもWSをやらせてもらってます。そのメニューをご紹介しつつ、みなさんに5歳の頃に戻って頂く試み。子ども向けメニューを侮るなかれ、大人メニューよりも難しいのだ。ま、まずはそのテンションを保つ事がたいへんでしょ。なんだか、子ども相手か、大人相手かわからない状態になってしまいましたが、気がつくと、まさかこの人が!?が、子どものようにはしゃいでいる、イメージの世界にどっぷり首まで浸かってる、大きな声を素直な感情を表してる。。。。

ああ、狙いはここだったんだ、と私も後で気づいた訳です。
反論を気にせず言ってみますが、特に東京の人は、「方言」のない日常会話で、関係が希薄、もしくは堅苦しい状態です。そして、思った事も、感じた事も、要求も、あまり口の登らせないで腹に抱えたまま、もしくはなかった事にする、が続いています。今回の強引な「幼稚になってみようぜ」は、少しだけ「本能的な部分を即座に、生で表出しましょう」のお誘いだったのです。
きっと、5歳に戻れた事を、みなさん誇らしく思っているでしょう、と信じてめでたいオーガナイザーでした。


一夜明け、今日は、「原発稼働の是非を問う都民投票を実現させよう署名活動」に初めて参加してきました。原発がいるのかいらないのかを国民(住民)が投票して決めさせろ!と訴える為のものです。
多摩市に住む私たちは、多摩市民の署名を集める訳です。2月9日までに目標の22万筆(都下)を集めないといけない、だが、まだまだ足りていない。
駅前に立って道行く人に声をかけてその場で署名してもらう。
これだけの事が、とても大問題です。
何故か。
多くの人が、「無関心」だからです。
きっと意味を理解してないのでしょうね。自分たちの置かれている状況を理解していない(間違って理解している?)のでしょうね。署名には拒絶反応、と決めているのでしょうね。
思ったように署名が集まらない事にもまして、街の人々の顔を思い出しては、なんだかしょげかえる日曜の夜。

投票が行なわれたとしても、原発が止められるかどうかは分からない。
それでも、大きな意志が動く時なのだと思うので、私一人分は「ハチドリ」ですが、せっせと声を出して行こうと思う。政治家、官僚、一部の企業がこの国を牛耳って蝕んで国民を見殺しにするこの時代に生きてしまったという運命だから、「自分の身は自分で守り」「子ども心を忘れずに」「素直に直感的に好奇心豊かにポジティブにいる」「それでもこの運命に感謝して」早寝早起きでラジオ体操!!!!
(今日はオチがないです)


都民の方、お住まいの区や市で署名できます。未だの方は、是非、署名して下さい。印鑑持ってなくても拇印で大丈夫です。 (2月9日までですよ)







2012/01/31

【C.I.co.引越しプロジェクト(仮称)】

例年以上に寒い日が続いておりますが、お元気でお過ごしでしょうか?


今日は、稀に見る「えっ?!」なお知らせ。
コンタクト・インプロビゼーショングループC.I.co.は、2000年5月に活動を立ち上げて10数年、東京を拠点に活動して参りましたが、今年7月に本拠地移転を計画しております。本日は、そのお知らせと、これから7月までに計画中の東京での企画のご案内です。

移転先は、鹿児島県伊佐市という、かなりの田舎町。有名な霧島の近くです。限界集落とも言えます。
広い空間と、果てしなく未知な未来が広がっています。澄んだ空気とのどかな山里。廃校になる小学校、移住の先輩である芸術家、文化に理解の有る市長さん、意外にも空港から1時間というアクセスの良さ、、、、数え上げれば結構、素敵なことがたくさん有る宝の里です。
そこに、C.I.co.鹿島聖子と、勝部ちこは、縁あって次の活動拠点を移す決断をしました。この新しい土地で、今まで出来なかった芸術活動を展開して行きたいと考えております。

これまで同様、日本各地、世界を股にかけ(?)活動は続けますが、東京での活動はちょっと減ります。
そこで、【C.I.co.引越しプロジェクト(仮称)】を展開します。
今後の予定(2月〜7月)をお知らせし、皆さまのご参加をお待ちしております。
ご質問、疑問、ご意見、承ります。どうぞお気軽に。

■定例WS
2月4日、2月14日(ジャム)、2月25日、3月20日、、、、(追加あれば随時お知らせします)

■インテンシブWS 春のインプロ オランダ、イスラエル編
4月23日〜25日 @森下スタジオ
オランダからケイティ・ダック、イスラエルからノアム・カルメリの二人のインプロアーティストを呼び、集中WS開催。
(最終日は、スタジオパフォーマンスします。見に来て下さい)

■引越しに際しスペシャルイベントデー(仮称)
6月17日(日) @セッションハウス
インプロパフォーマンス、お気軽WS、お話しの時間、写真展、ジャムセッション、交流会、伊佐のPR、、、、
午後にゆったり時間を下さい。日頃の思いをお話ししたり、交流したりの1日になるでしょう。

■セッションハウス主催 勝部ちこWS(ショーイングに繋がるWS)詳細 http://www.session-house.net/workshop.html
2月12、19、26日(募集中)
5月3〜5日
6月30日、7月1日、7月7日、7月8日(ショーイング@セッションハウス)

■セッションハウスでの勝部ちこレギュラークラス(月曜5:55〜7:25pm)は6月一杯まで行ないます。


突然の事に思われるかと存じますが、以前から予々考えていた事を実行する時がきたのか、という感じです。
勿論、昨年3月以降に考えが深まった事は言うまでもありませんが、世の中の流れを私たちなりに感じ取ったら、今取る行動は、こうなんだな、と思った次第です。
移転後は、なるべくレポートをマメに書きます。きっと皆さまの生活にも少しの刺激をお届けするかと思います。

ではでは、近々のWS、間もなくです。万障お繰り合わせで踊りに来て下さい。


勝部

2012/01/02

新年だから書けること

みなさま明けましておめでとうございます。勝部ちこです。

いかがなお正月をお過ごしでしょうか?

お天気がなんとか持ってくれて、有り難い。とりあえず、元旦から2日間休まず口三味線ラジオ体操を続けています。(朝6時半はあまりに暗くて起き上がる気になれず、ちょっと遅刻してます)

いつもは出来ない雑用をかなり良いペースでこなしています。名刺の整理とか、メールやパソコンのスリム化とか、編み物とか。 親と会話してます。帰省した時くらいしか、まとまって時間がないのですが、とりわけた話でもなく、1年分の報告を適当にして、今後の方針をぽちょっと話し たら、案の定、父は猛反対しました。世代間のギャップとか住んでる地域の差とか、持ってる情報ソースの差とかが横たわるので、解り合う方が難しい環境にい ます、反対される事に驚きもありません。むしろ、反対されて改めて、自分の意志の確かさはどのくらいかを自問出来ました。有り難いと思います。このチャン ス。



昨年の大きな事象を受けて、2012年は、慎重且つ大胆に、が目標です。

国レベル、世界レベルの問題に自分たちも大いに顔を突っ込んで抵抗して行こうと思います。少しでも人類が生き易く、より良い動物になる為に。



皆さまおひとりおひとり、このお正月にはいつもより強く初詣祈願されたり、決意されたり、書き初めの言葉を選ばれたり、信念を打ち立てられたのではないかと思います。

それがきっと叶うよう、お祈りします。

本当に、皆さまが不本意に理不尽に健康を害する事なく、心身ともに元気で生活出来るように、と願います。なんだか、天皇陛下のような気持ちだわ。



これをもちまして、新年のご挨拶とさせて頂きます。



*****ここからは宣伝です。*****

1月6日〜9日には、鹿島聖子が京都の方々に紛れ込んで、ワークショップを行ないます。

京都の暑い夏が主催するCIMJ。

関西方面においでの方は、いかがですか?充実したプログラムです。

 http://www.cimj.net  



また、東京にいらっしゃるなら、1月7日(土)の森下スタジオへ。

勝部がバランスボールと、「私は面白い」のインプロビゼーションクラスを担当します。

http://www.geocities.jp/sholoverfg/cn9/pg287.html 



それでは、今年もどうぞよろしくお願い致します!  C.I.co. 一同   



文責:勝部 





















 

2011/12/30

12月30日だから言える事。

みなさま、間もなく終わろうとしている2011年に際して。
大変お世話になりました。
みなさまって言っても、いろいろ。読んで下さってる方は勿論、このブログを読む事のない方々にも、大きな感謝の気持ちです。
とにかく、一緒に踊って下さったり、それに関わる事に従事してくださったり、と、それが本当に幸せなんだ、と強く感じております。

今年を振返ると、一様で表せない複雑な気持ちですが、とりあえず、カレンダーが終わるのでそれに便乗して心の整理をしてみようと思います。
C.I.co.は、今年、東京以外での活動が比重を増して、各地方で様々な方と交流出来ました。作品も作りました。贅沢な舞台にも立ちました。初めて東南アジアや東アジアにもご縁ができました。震災後の福島県にも何度か訪れて、ほんの少しですが、心と身体をほぐすお手伝いをしました。
逆に東京で企画していたものは、震災の直後で縮小したりその後も気持ちが不安定で企画できなかったり。そんな中、10月に東京で催した集中講座「ぎゅっと!」は、かなり確実な手応えを感じるものでした。また、演劇の方々とのコラボ「if...」は脳みその新しい回路を繋ぐ作業でした。もっともっと深めたいと心底思います。

つい最近、これからの事をやっと落ち着いて考え始めました。
そうなると、早いですよ。きっと。
2012年は、まだ大きな企画はしませんが、ちゃくちゃくちゃくちゃくと、準備期間です。焦らず、質の良いものを目指して進めて行きます。ご協力下さる方を募集します。詳細は、年明けに。

それはそうと、今日、洗面台の鏡を完璧に奇麗にしようと試みたのですが、やはりプロのようには磨けない。でも一つ発見したのは、鏡の汚れって、一つ消せば、二つ消えるのです。(もともと一つは写ってるからね。虚像だったのね)
大掃除の初心者は、鏡かガラス戸からしなさい、と聞いた事があります。
変化が大きく出て、やったぞ感があるからです。私、まさにそれ。

さて、心の鏡もちゃんと磨かないといけません。
今年は結構、これが曇った。猜疑心や迷いや諦めや不安や。。。
どうなる2012。というか、どうする自分、を突きつけて行くのだろうと思ってます。

皆さまには、また元気で笑顔でお会いしたいと思います。
私たちは、踊る場を提供して、身体と心を強く健康的にする事が仕事だと思ってます。

年明けには、「めでたいボールクラス」から始めます。
是非、転がりに来て下さい。

どうぞ良い年末年始をお過ごし下さい。

2011年 晦日 文責:勝部ちこ





2011/12/08

濃い冬の到来。

そろそろ2011年を振り返る頃(振返りたくない気持ちでもある)になって、加速度が付いたようにイベントが目白押し。かたや、来年度の助成金申請の書類や資料作成にも心を奪われながら、、、。

12月2、4日には、ついに鹿島、勝部、揃って「女優デビュー」 を果たす。
そんな大袈裟でもないし、誰もそれを認めてないけど、結局、人前で即興の台詞(声)を出すことを初体験したんだもの。
IF...(Improvisation Future)という新しいグループを、即興演劇の絹川友梨さんたちと立ち上げ、その第1回公演「Voices」が新宿のSPACE雑遊であった。
そのプロセスはとてもとても面白く、結論としては「今後大きな集客を見込める新しい芸術融合」。稀に見る「コラボの成功例」。大脳の右や左や、の話が好きな人には、「両方使ってへとへとになりました〜」。まあ、今回は未熟な私たちダンサーが解体する作業、頭脳明晰な俳優が構築する作業、ってな所だったでしょうか。


非常にエキサイティングで、緊張感溢れ、スピードに巻き込まれて、いつもの流れでは起き得ない領域に行き着きました。

打上げ、朝まで行ってまえ〜!
には、もうエネルギーも残ってなかったし、翌日から会津若松出張が控える中年ダンサーズ。電車が走るうちに退散し、次の日はぎーがしゃんぎーがしゃんの身体と、妙に冴える頭を抱えて、会津若松へ。

「文化庁の芸術体験授業」という事業の一環で、会津若松のある小学校にWSをする事が決まった。それに併せて、「ふれあいづダンスクラブ」の続編をしたり、夏の水害が記憶に新しい柳津(やないづ)の旅館、「花ホテル」にて第255回!!!!講演会を担当する、が2泊3日のなかで行なわれる。

何はさておき、その小学校がミラクル。というか、本来小学生というのは、この子達のような物だ、と思いたい。低学年約40名、高学年約40名に分けて 45分ずつ。
「瞳の輝き」なんて言葉、歯が痒くなりそうだけれど、この子達は持ってる。本当に目が輝くのです。Ricoのピアノの音にも反応しながら、体育館を思い切り走ったり転がったり、最後はなぜか全員が繋がって電車になって体育館を疾走。これが自発的に起こってしまった。



その夜は、「花ホテル」→ http://hanahotel.jp/の広間(畳の部屋)で、普通にワークショップをするはずだったのが、なんと!!!ネット中継される企画だった!!!!遠方で参加出来ない人や、このホテルに繋がってる人たちがこのWSの様子を見たり、途中で質問が来たりする。(その様子↓)
http://www.ustream.tv/recorded/18964282 




ここのご主人、塩田さん、ただ者ではない。
素敵に司会をし、結びの解説も入れ、中継後は懇親会=呑み会を手際良くセッティング。堅くもなく、ほどけすぎる事もない、心地良い親睦の場。絶妙な話術。
すっかり魅了されたC.I.co.であった。


なんて素晴らしい人たちがこの会津にはたくさんいるのだろう!
来る度に驚く、人材の厚さ。そして若い人たちにも面白い個性豊かな人が多い。
おじさんも、おばさんも、愉快でパワフル。
その秘密は何だろう?
それを探るべく、またすぐに行こうと思う。「ふれあいづダンスクラブ」のメンバーですから。


そして、一夜明けて、本日。
ある助成金申請の為に、面接に向う。
質問が徐々に申請しているプログラムとは大きくテーマが外れる。複雑な思いも広がるが、いっそ、全面的アピールだ!
と、最近あった素晴らしい体験談をまくしたて、会津やインプロシアターや台北フェスティバルを誉めまくってたら、1時間15分にも!
あ〜よくしゃべった。

かくして、師走は始まり、気がつけば終わっている事でしょう。
それは今年が終わるってこと?
カレンダーは終わっても、もの凄く膨大な記憶が残り、負の産物が繰り越され、人々は混迷街道を目的地が解らないまま走るのだろうか。

人はみないずれは死ぬのだから、それまでの時間が短くなったとしても、結果は概ね同じ。
だけれども・・・
そこまでは笑って過ごす時間が多い方が良いと思う。人との繋がりや、その感触を快と感じ、有り難いと感じる時間だったら素晴らしいと思う。


文責:勝部ちこ
 


2011/11/20

万歳な女たち

11月18日金曜日は、女の人に驚いた1日でした。
なんのこっちゃ、と言いますと、
まず、昼時の横浜でのこと。
「ふれあうことから始まるダンスPartⅡ」とうことで、平均年齢65歳の40名余りのグループと一緒に踊る機会を得ました。2年目で2回目。最高齢は82歳。女性軍団。みなさん地域の健康体操などのリーダーとして日々活動的に過ごしている人たち。
そのパワーたるや、体育館の床も抜けそう壁も落ちそうな元気です。 よくお笑いになる。しゃべるしゃべるしゃべる。遠慮?何それ?聞いた事もない。
それでも、「注意深く」と前置きしながら、body roll やサーフィンを紹介したら、大笑いの波間にザブンザブンと飛び込んでいきます。勇猛果敢。
保育園児にも好評なゲームを紹介すると、子どものような表情で必死に取り組むお姉様たち。1動作の度に、大笑い。他人を笑い、自分を笑う。

人と関わる事、触れる事、重さをかける事・受け取る事、、、。それらに対しては、どの年代も素直な驚きが生じ、何割かの人には快として受け入れられる。
結果としての「楽しかったわ〜」は、あまり他のケースと変わらないとしても、 その反応の速度や表出の仕方、送り手へのフィードバックの強さ等に於いて、この日のお姉様たちは、強烈!
なんだろう、この大きさは???
これはこの年代の女性のみが放つエネルギーの高さと熱さとディレクションの鋭さなのか。ほとんどの事象を笑いに置き換えていく力なのか。
私たちが数年したら、持ちえる物だろうか?
今の20代の人たちが40年後にそうなれるだろうか?

笑い過ぎで顔が痛いまま、陽気にこてんぱんにされた気持ちで帰路に。
電車では爆睡。お陰で目覚めはすっきり。これもお姉様たちのお力。

その夜は、大学時代の先輩宅にお邪魔し、久しぶりの再会を楽しく過ごそうパーティーだったのですが、そこでは一転し、中学生と高校生の美少女たち(先輩の娘さん)の歓迎を受けました。バレエに一生懸命な二人の踊る姿をDVDで見たり、リビングでもキッチンでも日常動作が踊っている少女を目の当たりにして、若いエネルギーを間近でふんだんに浴びる事に・・・。柔らかいのです、エネルギーというか、飛んで来るものが。これかあ、これが若さというものか!と。
自分にもこんな季節があったのだろうかと、記憶にないものを脳みその中で捜索する気持ちになります。気づかなかっただけ?むむ?

二つの世代の狭間にあって、私たち中年という中途半端な女は、何が優れているのだろう?どんなエネルギーの質なのだろう?

この歳になって、ようやくかなり削ぎ落としてきたつもり、出来るだけシンプルに核心部分のみ残して、やりたい事を明確にしてきたつもり。そしてまだまだ追求しきれていないことが解ってきたつもり。
まだまだ微動したりノイズが多かったり根っこが揺らいで転けたりする。
が、幸いにして不満足の中に生きていられる。
だから、いつでも学生の時のように「将来の夢」を語れる。「将来」っていつよ?いつからが将来?いつまでも将来。ええ、何歳まで生きなきゃいけないの?

と、このご時世でも考えるだけの厚い面の皮を装着しつつ。おんな、万歳!

追記: 私の先輩方も素晴らしすぎて、ここには書ききれないので次回にします。お嬢様たちの通うバレエ学校の校長先生は、79歳で編みタイツ履いてトリを踊られます。おお。


文責:勝部




2011/11/13

CIの秘密の心持ち

本日のワークショップ、無事に終了。
先月の「ぎゅっと」で、有る程度総復習をした感があり、ならば、これまで気になっていて確実でない事を試したい晩秋の昼下がり。

「運動する身体と、気持ちの一致/ズレ」もしくは、「説明のつきにくい技術編の基礎」。
とご案内したら、急な呼びかけにもさっと反応して下さった方々もいらして、とにかく集まった人々に感謝感謝。

さて、気になっている事とは、「互いが自分本位を貫きつつ、相手に喜ばれる存在をとは???」しかも「楽して効果大!」これって可能?
これはCIFJ2009でニナ・マーティンが提供してくれたワークの一部で、その時はほんのサワリだけやって時間切れとなった項目。
基本は、緩い身体。赴くままに動く事。相手を気にしないで自分勝手な人になる。繰り返しの動きで自分を喜ばせながら、隣にいるパートナーをも自分の為に使 う。そうするうちに、デュオとしての動きが成り立っていく事や、身勝手な相手も嬉しい存在になる事、次はどうしよう、と心配しないでも動きが繋がって生ま れる事・・・・等々、不思議な結果が生まれる。

以上の事は、やや予測しつつも、新しい気持ちで臨んだ。にも関わらず、やはり終わってみれば、みな高揚した嬉しそうな顔。 遠慮しない事が美徳とされない社会において、遠慮にご遠慮頂いて、許し合い、寛大になる事は今後を生きる上でも大切な方策かも知れません。

またやります。



(文責:勝部ちこ)







2011/11/08

台湾滞在記 最終回

11月6日、Galaと称して野外パフォーマンス。出演者、一応、30人。
この日は雨が断続的に降り、時折、焼け付くような陽射しは流石、南国。
会場は、台北市内の南西部、1年以内に整備、オープンしたばかりの芸術家村。
これが蔵賓区の地図
丘の上からの景色









このTresure Hillなる一帯、本当に面白い。まだガイドブックにも載っていない秘境的アートスポット。古くからの街を美術や舞踊、音楽など様々なアーティストに開放している、とても羨ましい限り、ここでネコになって住んでみたい(ヒトのままでも良いのだけど)と思わせる。

右から台湾、日本、韓国の代表。パフォーマンスの相談中かな。


美術学生たちが作成中の「無駄・無目的こそ学習の基本!」みたいな木製創造物が点在する中、 ダンサーは丘を縦横無尽に踊りまくる。雨と草とライブミュージックで1時間半。
これはもう見ているより踊ってる方が確実に気持ち良いかな、の世界。案の定、この地の観客の多くは、後半一緒に踊り狂ってました。
予定の1時間半より10分も短く、パフォーマンスは有機的エンディングを迎え、私たちはすっかりぐちょぐちょで上機嫌。フェスティバルの締めくくりとして最高に盛り上がった瞬間でした。

終わってみれば、短い1週間。
アジアのそれぞれの国が、お国事情の違いを孕みながらも、一堂に会し、さらに今後繋がりを強くしていこう!という【i dance企画】。
次があるから短く終わっても大丈夫、またすぐ会いましょう。次は香港で会議ですね、と各国代表はそれぞれの地に飛び立ったのでした。
日本も黙っていられません。英語力、おもてなし力、企画運営力、なんでも磨いちゃいます。一番急を要するのは、日本語力?そう、助成金申請ね・・・そしてマンパワー。
コンタクト・インプロビゼーションのお陰さまになって11年。つくづく惚れ込みます、このダンス。ああ、また深みにハマりましたね。と、つづく・・・・


文責:勝部














2011/11/06

台北滞在記 その7(最終回か、もう1回)

その7、と言っても、初めて記す滞在記。今日11月6日は7日目で、最終日。
このようにはみ出す植木。育ち過ぎ。
亜熱帯の暖かい気候。再度、夏の終わりか、初夏のような環境で過ごしました。

i-dance Taipeiという、即興ダンスのフェスティバルに参加しています。
今回が1回目。i-dance Hong Kong と連携開催を目指し、さらにアジア各国と繋がる事を目標にした壮大な企画です。とは言っても、主催ク・ミンシェンの考えは地道で実直。20年の実績から、今が潮時!とばかりに第1回開催が実現したという事です。

なんと言っても、オーガナイザーチームが素晴らしい。事前のメールのやり取りも細やか且つ、抜け目なく、実際に出会うと一気に昔からの友人のようにもてなしてくれます。そして、チームメンバーの英語力の高さ。台湾国民の平均からすると、彼女等の英語力を含む総合的な人間力は、もの凄く高いのです。感動的な人達です。さらに言うと、皆、ダンサーです。専門の制作者ではないそうです。国際感覚と田舎の人感覚を持ち合わせ、可愛いです。


このフェスティバルには、香港、ソウル、日本、そしてソウルに滞在中のアメリカ人が招聘され、地元アーティストと混じりながら、パフォーマンスをし、ワークショップを担当、フォーラムで情報交換、野外パフォーマンスでコラボレーションします。
こぢんまりとした規模ですが、各国からのアーティストが担う役割も自然と大きくなり、まるで日本代表!といった気分。ある意味ではそうなのです、再来年にi-dance Japanを開催したい表明を、国民の民意を聞かないまま約束してしまいました。

これから大変です。
オーガナイザーチームを募集します。スカウトします。面接、オーディションします。
心意気の有る人は、履歴書と小論文「フェスティバルのオーガナイザーになりたい訳」C.I.co.までを送って下さい。:-)


さて、既に終わったメニュー(主に私たちの担当部分)について、です。
11月2日はワークショップしました。3時間。「CIにおける間の可能性」。
平日、昼間にも関わらず30人もの参加者。ダンサーも、ノン・ダンサーも、若手もおばさんも混じってます。最初の立ち上がりこそ、みな少々の緊張感からか、表情筋が動きません。通訳を挟むので時間差をかけてのやり取りになり、リズムを掴んでいく必要があります。
が、どこでスイッチが入ったか、自由度の高いインプロの設定になると、もの凄くいきいきと踊り出す人々。そして人と関わる事の楽しさを身体中で表現している感じです。
一方、間の感覚を確認しながら、静かなワークになると、内的にも外的にも広がっていくような人達でした。理解力も高く、人の話を頷きながら聞くという基本的なコミュニケーション能力も備わっている。コメントも程よく積極的。的を得た質問。
「間」のワーク。
3時間、あっという間でした。

次の日がパフォーマンス。
プログラムは、鹿島/勝部組と、Ku Dancersのグループ作品、合同(10人のダンサーと2人のミュージシャン)グループインプロ。
華山1914という台北市内にある文化芸術施設の中の教室みたいな部屋を、劇場仕立てにしてあります。この施設、もとは日本のビール工場だった所。街中なので容易に都市再開発の 波に巻き込まれる所だったのですが、誰かの(??)尽力で、アートスペースに変身しました。横浜赤レンガに近いが、もっと「そのまま」という趣。つまり、危なくないかな、消防法ってあるのかな、と思わせる半面、古い物を古いまま残しているので、時間という力を感じられます。素敵な空間です。

で、私たちは、「間」をテーマに素晴らしいデュオを披露。やんややんや!
続くKu Dancersのグループ作品は、5人のダンサーと2人の音楽。即興の作品で「新事件」というタイトルの通り、なんだか事件が起きるような劇的なシーンもあり、みな表現力と身体能力の高さを、自然と嫌みなく伝えてくれます。
こういう人達が、「凄いパフォーマー」なんだな、と思わせてくれました。

最後の合同のインプロは、人数の多さから心配した事とは反対で、やや控えめ過ぎる為に起きる「引き過ぎ感」。でも、みんなよく聞いて見て開いてました。一方の音楽家は、出しゃばり過ぎでした。バランスって難しいね〜。

さらに驚くべきは、観客です。簡単に喜ぶ、と言えばそれまでですが、反応の良さは今まで行った国の中でもぴか一。そしてアフタートークでは自発的な人達が程よく手を挙げ、自然な感覚の質問(評論家のように頭でっかちぽくない。評論家の皆さま、ごめん!)です。 そして、みな、明るい。


昨日11月6日は、ランチミーティングに続いて、各国代表のプレゼンテーション。
「ダンスインプロの今日」。
韓国に続いて私たちは2番手。通訳を挟んで15分、とは短すぎる感がありましたが、少々の政府批判も交えて、今日の日本のダンスインプロや、これからのアーティストの方向性も喋ってきました。
終了後はシンガポールのディレクターとの立ち話会議。
みな、本当に真剣に芸術の為に一生懸命なんだと思いました。私たちは一番、恵まれてないかも知れないし、環境的に貧乏かも知れない、しかし、それはまだまだやり足りてないからだ、という事を確認。
2013年、このアジアとの繋がりを日本で実現したいと、思います。そしてそれを続けようと思います。2008年から始めたCIFJは、3回で一時休止中ですが、それと併せて未来に向けて企画を練り直します。

ご協力、お願いします。
どんな形でご協力頂けるかも含めて、ご連絡ください。

あ、これから今日は公園でパフォーマンスだわ。30人くらいのパフォーマーらしい。。。。そして断続的な雨が!!!どうなることやら。
それが終われば、温泉だ!


文責:勝部ちこ







2011/11/02

「ぎゅっと」閉幕

今、台湾にいます。
今日はこれからワークショップ。30人くらいの参加者だそうで、先週までとは違ったエネルギーにまみれることでしょう。
ここでの体験記は、別に設けましょうね。

日曜日に「ぎゅっと」がじんわり&温かく終わり、思い返す時間がまた豊かです。
前回の続きを書きましょう。

29日(土)は、まず、「active/passive」
海の中を体験できる「ヒトデのワーク」。完全に人に委ねる事と、自立/自律する事の中間を、リラックスした身体で試します。このプロセスを踏まないと成れない状態に持って行く。
デパートの屋上にあったような(?ない!)100円で動く乗り物に乗ります。とにかく、動かされることを楽しみ、人を動かす事も楽しむ。そこから、お互いのactiveと passiveの割合を変化させていって、最後に逆転した所まで。
結局、正確に行なう事は到底無理で、混じり合ったタイミングが都合良い。結論として、「受動的能動」「能動的受動」で人の関わりは上手く行く。

夕方は、「話題を見つける/愉快なCI」
即興演劇の人から先日習ったばかりのウォームアップを用いると、基本が「笑ってる」状態になりました。心のみならず、身体が笑っているのでしょう。どんなエクササイズも、愉快な方向に行ってしまいます。
それはとても良い事でしょうね。
で、やりたかった事は、こうです。
たまたまダンスという手法ではあっても、表現するということは他の芸術と同じなのだから、身体の動きで、言葉を伝えるとか、音楽を奏でるとか、絵を描くとか詩を作る、越境する試み。そこには可能性が沢山感じられました。必死になる事で、踊ってる余裕がない。それが面白いのかも。(ダンスなのに・・・)
二人の設定から、グループにしてみると、それぞれが、程よく開いている状態になって、風通しの良いダンスが出来ました。外から見ている側が置き去りになってないダンス、とも言える。
次の日の「ソロ/デュオ/トリオ/グループ インプロ」を先取りして予習したら、大成功!という1日でした。

最終日は、最後に相応しく?、グループでのインプロを目指す。
今回の集中講座の総復習を混ぜながら、新しくは人数の増減を楽しむ「ナンバーズ」。
5〜6人が1組で、並んだ数字の人数に変化させていくというシンプルなものですが、個々の気持ちを瞬発力で汲み合い、総意として進んでいく。たまたま、「社長チーム」と「政治家チーム」のネーミングで始めたからか、台詞、吹き出し、ナレーションまじりのミョウチクリンなセッションになりました。わいわいがやがや。

ジャムには、ここから参加の顔も混じり、より渾然一体のエネルギーでした。
「サイレントジャム」いかがでしたか?私語禁止は不自由を感じるかもしれませんが、2時間しかない時には集中し易くて良いでしょ。

そして、短くも濃い時間が終わりました。
私たちも、新しい試みとして、10個のテーマに挑みましたが、支えて下さった皆さまのエネルギーは相当な面白さです、明るさです、ユニークです。
嬉しい体験でした。ヤミツキになってます。
さらに、やればやるだけ、まだまだやり足りなくなりました。ですので、次回は少しの間を置いて、間もなく企画します。

今、台湾という別の地点から、日本を思い出し、企画を練ってます。
効率が良いです。日本の弱い所もよく解るし、良い所も見直せます。

アチョー、お楽しみに!(ブルース・リー風。あ、彼は香港だった。)

(文責:勝部ちこ)